定年後を安心して暮らすためのサポーター
2023年6月5日
相税をもっとも低くおさえるには(分割がご本人の裁量で決められる場合ですが)、
幾通りかの分割方法で税金を計算してみます。
その際に、ご本人の資産の相続(一次相続といいます)だけではなく、二次相続(一次相続の
財産の相続)までの税金の合計を計算したいものです。
いくら一次相続の税金が低く抑えられても、二次相続が高くなるようでは遺産を受け取る方も
まいってしまいます。
また、相続税の計算には使えるかもしれない特例や控除できる金額がありますので、
これらを使ってしっかりと生前に計算して、遺言書を作成するのが理想です。
しかしながら、いくら税金が安くなる方法での分割が計算できたとしても、残された
家族にトラブルがおきないかも考えてたいですね。
遺留分(法的に遺産を請求できる割合)を侵害するような分割は慎重にしたいものです。
専門の税理士さんにこれらのことを相談すると、一般的なことまでは無料で説明してくれる
場合もありますが、具体的に計算などをしてもらうと、有料になる場合が多いです。
ファイナンシャルプランナーはこの実計算は業務外ですが、計算の方法や、特例などを
わかりやすく教えてくれるでしょう。
その際には税金のことだけではなく、遺族の生活設計まで見込んで相談にのってくれる
ファイナンシャルプランナーが望ましいと思います。