返済不要型の給付型奨学金の制度案まとまるか

2016年10月22日

報道によりますと、奨学金のうち、高校時代の成績が5段階評定で平均4以上であれば、毎月3万円を給付する

方向で議論が煮詰まりつつあり、2018年度の入学生から導入する予定とのことです。

その原資としては、特定扶養控除(19歳以上~23歳未満の子供のいる扶養者の給与から1人あたり63万円

を控除する)を廃止し、そこから出てくる財源を充てるという内容で議論が進められています。

お子さんが「19歳以上~23歳未満」であれば、学生でなくても扶養控除の対象となっていますが、

(収入条件がありますが)特定扶養控除が廃止されますと、この世代のお子さんがいる給与所得者は

増税になります。

また、議論が沸騰していた「配偶者控除の廃止」については次年度は見送られるようです。

いずれにしても、奨学金は公的なものや、学校、企業、民間など様々なものがあります。

教育資金は、大きく分けると、「親が借りる」ものと「子が借りる」ものに分かれます。

どのような形でお子様の夢や希望を実現していくか、家族で話し合いをもつことも必要だと思います。